高校2年生の哲夫(葉山奨之)は、ケンカで傷を負い市内の病院に入院している。暇を持て余す哲夫だったが、同じ病院に入院している舞子(荒川ちか)に出会う。舞子は生まれながら難病を患っており、その影響で声を出すことができず耳も聞こえない。最初は戸惑っていた哲夫だが、舞子の持っていた音声補助装置やメモ帳を使い、文字を交わすことで心を通わせていく。お互いに淡い恋心を抱き始めた哲夫と舞子。退院後も毎日会いに来ると約束した哲夫は、その言葉通り舞子の入院している病院に退院後も通うようになる。一方、哲夫に思いを寄せる幼馴染のユカ(古畑星夏)はそんな2人の関係をよく思っておらず、ひどい言葉で舞子を深く傷付けてしまう。落ち込む舞子だったが背中を押してくれたのは、2人の交際に反対していた舞子の母・喜代美(菊池麻衣子)だった。そんな中、誕生日に外出を許された舞子は哲夫に行きたい場所があることを告げる。舞子を喜ばせようと息巻く哲夫だが、徐々に舞子に病魔の影が迫っており・・・。